台湾総督戦 祭英文圧勝 アメリカの後押し、香港明日は我が身

 台湾の総統選及び国会議員選は、2020/01/11夜、祭英文氏の圧勝で終わった。蔡氏の得票は817万票。総統選の最多得票を記録。投票率は前回の66・27%を上回る74・90%だった。また、台湾の総統選とともに11日に投開票が実施された立法委員(国会議員に相当)選では、与党の民主進歩党が定数113のうち61議席を獲得し、単独過半数を維持した。

 この選挙で台湾は、中国側が申し込んできていた香港の一国二制度を台湾もやらないかという申し出に対してハッキリとNOを突き付けた。共産党ではなく、自由を勝ち取る選挙になった。 

 台湾は、中共の陰謀によって、殆どの国と国交を絶たれている。しかし、アメリカが台湾を国扱いして、もし、そうしない国には、圧力をかけるとにらみを利かせている。また、香港問題で、明日は我が身と思っている台湾の若者が、政治に興味を持ってくれた。このように、とても恵まれた中で、祭英文さんの再選が決まった。高い投票率と、総統選の最多得票を勝ち得たわけである。

 11日に再選を受け祭英文さんは、日本向けに日本語でツイートしている。
台湾の国民が四年に一度自らの運命を決める選挙が、無事行われました。
我々がもっとも大切にしているのは、一個人や政党の勝ち負けではなく、民主主義の勝利です。今日も、すべての台湾人と一緒に民主主義を享受できることが、私にとって最大の誇りです。
 再び総統としての重責を託されたのは、国民が私にこれまで以上にリーダーシップを発揮し、未来を見据えた政策を実践することで、台湾をさらに邁進させたいからだとおもいます。そのため、国民の声に謙虚に向き合い、不動の心で困難を乗り越え、そして、同様に台日の絆を深めていきたいです!


 祭英文さんのツイッターは、再選の喜びとともに、日台関係の改善を呼びかけている。民間は、もちろん仲よくしているが、それが、政治宣言に反映されていない。おかしな話だ。政府は、反日をして日本ヘイトをしている中韓と友好を結び、同じ価値観を共有できる台湾と国交を断絶している。

1972年9月29日、日中共同声明により中華人民共和国政府を「中国の唯一の合法政府」と承認して国交を樹立したことに伴い、中華民国政府との国交を断絶した。これによって双方の大使館等が閉鎖された。 ウィキペディアより

 アメリカは、2018年3月16日に、台湾旅行法を施行。アメリカ合衆国および台湾の高級官僚の相互の訪問を促進することが出来るようになった。事実上の国交回復。そして、同年6月国防総省は、台湾を国家と表記した。

 台湾という国の名前は、未だに中華民国。これを台湾という名前に改称しようという動きがある。中華民国は、いわば蒋介石の国だった。しかし、蒋介石毛沢東に破れて、台湾に逃げ込んだ。当時の国連加盟国でもあったが、これにより、中華民国は、国連の席を中国共産党に取られることになる。現在は脱退中だが、どうやら、台湾が国連に復帰の兆しを見せている。昨年の八月に四八年ぶりに台湾外交部の徐麗文さんが、実に、四八年ぶりに、国連の部会に参加している。
 現在の国連と言うのは、中国マネーの支配下にある。票数の多いアフリカをいいように使っている。アメリカは、これに腹を立て、お金を払っていない。現在の国連は金欠状態なのだ。そうなって、中国のいいようにされていた諸事情の採決の流れが変わった。こうなって中国の人権問題が、やっと国連で取だたされるようになった。

 日米関係の動きを受け、日台関係の動きも活発化している。祭英文さんが再選したことで、この動きが活発化すると考えられる。
 これには、厚い壁だが良い傾向もある。日中関係に配慮して、おかしくなっている近代歴史の史観が日台有効によって修正される可能性がある。つまり、近隣諸国条項によって中韓北の反日史観を取り入れている教科書が、修正されることになる。もしかしたら、韓国側より、この道筋の方が、間違った歴史観を修正する早道かもしれない。以前日本の教科書で中世は、平安時代からだった。ところが後進国に配慮して、現代の教科書は、江戸時代からになっている。嘘の歴史史観である中国の南京大虐殺や韓国の従軍慰安婦を肯定するかのような教科書記事。これで勉強させられている子供が可愛そうだ。台湾との修復は、こう言った虚構に亀裂を与えてくれるだろう。あんなに日本と仲がいい国と国交断絶なんて、本当に失礼だよ日本政府。